[MacType] ブラウザで有効にならない時の対処法

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他のアプリケーションはきちんとアンチエイリアスが適応されているのに、適応されない場合がある。今回の場合はブラウザ。

原因はいくつかあるみたい。

解決方法

MacType のプロファイル(*.ini)を確認する

MacType のプロセス除外のセクション[UnloadDll]に以下のような記述がないか確認する。

[UnloadDll]
Firefox.exe

このような項目があった場合は、該当箇所を削除して ini ファイルを保存して、MacType を再起動する。
Firefox に限らず Chrome とか他のアプリケーションとか。

これで有効にならなかった場合は次へ。

Firefox の場合

ハードウェアアクセラレーションを無効にする

パフォーマンスを考えると、ハードウェアアクセラレーションは有効にしておきたいが、あくまでフォントのレンダリングを重視する場合はこの機能をオフにする。

ツール -> オプション -> 詳細パネル -> 一般タブ -> 「ハードウェアアクセラレーション機能を使用する (可能な場合)」

ハードウェアアクセラレーション機能のチェックを外して、Firefox を再起動する。

ハードウェアアクセラレーション機能を使用する (可能な場合): Firefox は、動画やアニメーションなどのページを表示するために、コンピュータに搭載されたグラフィックカードの処理装置を利用することができます。この種類のデータの表示は、コンピュータのメインの処理装置よりもグラフィックカードの処理装置のほうが高速に処理できるため、この機能を有効にすることにより、Firefox の動作が速くなります。このオプション は既定 でチェックが入っていますが、すべてのグラフィックカードで利用できる機能ではありません。機能が利用可能な場合に有効になります。詳しくは、ハードウェアアクセラレーションについて のブログ記事 (英語) を参照してください。

Firefox だけじゃなくて別のブラウザやアプリケーションでもハードウェアアクセラレーションの機能をオフにするだけで MacType が有効になる可能性も考えられる。(Google Chrome にも「ハードウェア アクセラレーションが使用可能な場合は使用する」という項目がある)

Direct2D を無効にする

アドレスバーにabout:configと入力しし設定画面を開く。gfx.direct2d.disabledで検索する。値をtrueに変更して(初期値はfalse)、Firefox を再起動する。

Direct2D は GDI、GDI+、および Direct3D と相互運用性のある高速かつ高精細な 2D グラフィックスを提供する API で、Windows 7 と Windows Server 2008 R2 以降の Windows に実装されている Microsoft DirectX の一部である。Windows Vista と Windows Server 2008 用もリリースされている。 Windows Vista 以降、ハードウェア アクセラレーションが廃止され、Direct3D 上でのソフトウェア実装となってしまった GDI、および XP 以前からソフトウェア実装であった GDI+ の後継 API として位置づけられている。

Firefox 51 以降

  1. about:configを開く
  2. gfx.content.azure.backendsを検索
  3. 値をdirect2d1.1,skia,cairodirect2d1.1,cairoに変更

Google Chromeの場合

前述のFirefox同様の方法でも解決するかも。

DirectWrite を無効にする

Chromeの場合、自分の環境ではDirectWriteを無効にすると解決した。 アドレスバーにchrome://flags/と入力し設定画面を開く。DirectWriteを探して無効にする。

こんな欄が見つかるけど、「無効を有効にする」みたいな意味で「有効にする」にすれば無効にできる。

DirectWrite を無効にする Windows
試験運用版の DirectWrite フォント レンダリング システムの使用を無効にします。 #disable-direct-write
有効にする