[iPad/iPhone] リンゴマークから復活させる方法
開発用に使っている iPad がいわゆる「リンゴループ」になってしまった。
各所で対処方法は紹介されているが、確認事項など少々異なっている部分も散見したので、自分でリンゴループから復帰・復活した解決方法を載せておく。
環境
- iPad Air 2
- iOS 8.2
iPad だが、iPhone でも同じように対処できると思う。
※ 脱獄はしていない
発生状況
よく見ていなかったが、充電が切れそうになったので PC 経由で充電をしていると、気付いたらリンゴループになっていた。
- 元々の充電残量は少なかった記憶がある
- 充電は可能
- PC 接続で認識されない (リンゴループなので)
充電
充電してもリンゴループから回復しなかった。
充電は以下の方法を試みた。
- アダプタ経由 (コンセント経由)
- PC (Mac / Windows) 経由
再起動
再起動をしても抜け出せない。
強制的に再起動する方法
Apple のサポート見ると最後の手段として下記の方法が紹介されている。最後の手段らしい。
iPhone、iPad、または iPod touch が反応しなくなった場合に限り、最後の手段として、強制再起動をお試しください。 デバイスを強制的に再起動する場合は、スリープ/スリープ解除ボタンとホームボタンを同時に、Apple ロゴが表示されるまで 10 秒以上押し続けます。
最後の手段を講じても回復しなかった。
解決方法
色々と調べてみると、「復元」するパターンと「修理」行きパターンがあるらしい。
修理行きは最悪のパターンだが、頭の片隅に置いておき、復元を試みる。
復元時の注意
復元を実行すると iOS のバージョンは上がってしまう。当該機は、開発用だったので OS のバージョンは上げたくなかったが、マイナーバージョンアップだったので目をつぶった。
また、データが初期化されてしまうが、PC にバックアップがあれば全く問題ない。当該機は、Mac への接続時に勝手にバックアップされていたみたいで助かった。
DFU モードに入る方法
以下の手順で DFU モードに入る。
大まかには以下の様な手順である。
- 端末の電源を切る
- 端末と PC を接続する
- 電源ボタンとホームボタンを長押しして強制的に再起動させる(先述の方法)
- 10 秒間長押した後、電源ボタンのみ離してホームボタンを 10 秒間押しする
DFU モードに入ると、以下の様なダイアログが表示される。
iTunes は リカバリモードの iPad (iPhone) を見つけました。iTunes でご利用になる前に、この iPad (iPhone) を復元する必要があります。
OK をクリックすると、以下の様なダイアログが表示されるので「復元とアップデート」をクリックする。
復元とアップデート
お使いの iPad (iPhone) “端末名”を工場出荷時の設定に戻してもよろしいですか?メディアやその他のデータはすべて消去され、最新バージョンの iPad (iPhone) がインストールされます。
復元を Apple に確認します。 このプロセスの完了後、連絡先、カレンダー、SMS/MMS メッセージ、およびその他の設定を復元するかどうかを選択できます。
ダイアログにもあるが、OS が最新バージョンにアップデートされてしまうので注意。
復元の進行具合が表示されるので静観。
完了
- 復元の完了後、再起動が行われる
- 再起動後に「新しい iPad (iPhone) へようこそ」という画面が表示される
- 「このバックアップから復元」からバックアップを選択しバックアップを開始して完了
〆
今回は何とか修理せずにリンゴループから回復できた。
開発機だったので特にバックアップが無くても支障はなかったが、やはり日頃のバックアップの重要性を再認識させられる。