退職時に有給消化を拒否された話

この記事は、転職(その2) Advent Calendar 2016 – Qiitaの23日目です。

内容としては「転職」というより、「転職するにあたって退職した」の時の出来事。

#経緯

  • 退職届を提出
  • 退職受理
  • 有給休暇の申請
    →上司「辞めるのに何で有給取るの?(以下略)」

仕事の状況としては、引き継ぎは完了している状態(引き続き資料などを作る暇は与えられず昼休みなどにこさえた)。上司としては「辞める人間が有給を使うことはありえない」という認識で、私を別の部署への応援要員としてアサインしていたようだった。これらのスケジュールは知らされていないし、退職交渉時・退職届の提出時・有給申請を行うまでに、上司からは有給休暇についての確認は一切なかった。

上司へ有給を申請後、呼び出しがあり、そこで心無い言葉を浴びせかけられた。使用者と労働者の双方が納得いく折衷案が提示されれば、私も譲歩する余地があったのだが、ここで有給を使わずに出社するのは我慢ならない状況になってしまった。

#労働基準法違反

有給申請の拒否は、労働基準法第39条に違反する。

中小企業労働相談所へ電話相談をしたが(後述)、その時の見解は次の通りだった。
「時季変更権は退職予定日を超えては行使できない。退職が決定している段階では、他の時季に有給休暇を与えることができないので、時季変更権を行使することはできず、有給申請者の請求が通ることになる。つまり、有給申請を拒否することはできない」

そもそも、有給休暇は労働者の権利なので、却下する権限など会社には一切ない。

#労働相談窓口へ相談

有給申請が拒否された場合、いきなり労働基準監督署へ行くのではなく、まずは最寄りの中小企業労働相談所へ電話相談してみると良い。相談所への連絡先は、「労働相談所 都道府県名」などで検索するとヒットすると思う。基本的にどこも平日の 8時30分~17時15分 などの時間しかやってないと思うが、私は昼休みなど都合の良い時間で連絡をしてみた。(相談した時点では、はっきりと「拒否」を明言したわけではなく、「厳しい、無理だ」というような曖昧な表現だったが、最終的に拒否される可能性も多いにあったため相談を行うことにした)

まず、「退職日は決定しているが、有給消化を拒否された」事を経緯などを交えて話し、「法律上、この場合の有給申請の拒否はできないという認識である」事を伝えた。そうすると、「相談所の見解としても”拒否はできない”(前述)」という事で一致し、自分の主張が間違っていないという一定の安心感は得られた。
その際に訊かれたのが、「”有給申請をした”という証拠」だった。私の職場は、有給申請用の書類はなくメールで行う形式だったのだが、メールでも問題ないとの事だった。(やはり口頭だけだとマズいのかもしれない)

仮に労働基準監督署へ通告せざるを得ない場合、その時にどういうアクションを起こせば良いのか相談することもできるだろう。

また、匿名で構わないとの事で、「企業の業種」や「年齢」を訊かれた。

#結果

所属部署で「拒否」されたので、確認の意味も込めて、総務に有給申請が認められるのか確認をした。詳細は省くが、結果として、有給を取得することができた。

もし、総務で有給休暇を認めない方針であれば、前述の”違法である”旨も合わせて問い合わせると良いかもしれない。

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前提として、有給消化は、きちんと引き継ぎなど完了している状態でしよう。法律上、有給消化は可能だが、責任は果たそう。

残念なことに、世間では有給消化できない事が当たり前だと思っている会社も少なくないと思われる。労働基準法を把握した上で「有給消化は認めない」と言ってくる場合もあれば、全くの無知でそう言ってくる場合もあるだろう。こちらに落ち度が全く無い場合、有給申請は絶対に通した方が良いと個人的に思う。「(同じ業界で悪評が流れないよう)残った有給を消滅させてでも、波風を立てずに穏便に退職したほうがいい」という意見もあるが、泣き寝入りをする事は自分自身だけではなく、残っている社員にも良くないと思うからだ。