[HTML] meta http-equiv="X-UA-Compatible"記述不要

2 min read

TL;DR

<head>内に下記のようなmeta要素が定義されているサイトがまだある。

<meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=edge" />

これは Internet Explorer(IE)用の定義であるため、IE のサポートをしていない場合は現在は指定する必要はない1

meta http-equiv="X-UA-Compatible" とは

IE8 以降には、ページを IE で正しく表示するための「互換モード」と呼ばれる機能がある。

互換モードを使用するには、<head>内に meta要素を追加する必要がある。このmeta要素は、http-equiv="X-UA-Compatible"という属性値を持ち、content属性には使用する互換モードを指定する。

<!-- IE8の互換モード -->
<meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=8" />

<!-- 最新のIE -->
<meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=edge" />

chrome=1

chrome=1の指定は、かつて IE で Google Chrome のレンダリングエンジンを利用するためのプラグイン、「Google Chrome Frame」用の記述である。

<meta http-equiv="X-UA-Compatible" content="IE=edge,chrome=1" />

Google Chrome Frame は既に廃止されている2ため、こちらも指定は不要。

今後はどうするのか

IE のサポートが終了し、今後は無効化され使うことも出来なくなるため、互換性の確保などの懸念もなくなっている。そのため、この meta 要素の定義は必要ない。

参考

Footnotes

  1. 既にサポート終了しているが、2023 年 2 月に完全無効化される予定(Internet Explorer よ永遠に(眠れ) ~ 2023 年 2 月の完全無効化を前に「Microsoft Edge」とともに振り返る

  2. blog.chromium.orgRetiring Chrome Frame

このページをシェアする

関連タグ

関連記事

`.sr-only`のような非表示スタイルとSEOの関係性の調査

非表示要素はブラックハット SEO ではないのか

[Vite] CSSだけをビルドする方法

背景 / Vite をインストール / 仕様

CSS in JSとは何か

想定読者 / そもそも JS フレームワーク(React、Vue.js)を採用する理由とは何か / 「命令的 UI」 と 「宣言的 UI」 / 「命令的 UI」 VS 「宣言的 UI」 / CSS in JS とは / CSS in JS ライブラリ / Emotion の使い方 / 利用するメリット / 利用するデメ

[CSS in JS] 外部のリセットCSSを使う方法

目的 / 課題 / おまけ

竈門炭治郎をCSS Paint APIで再現する

概要 / 完成品 / 実装方法 / 〆 / 参考

[JavaScript] 不正なセレクタをエスケープする際の対処法

セレクタとして不正な文字 / JavaScript 上での取扱