概要
GitHubのIssueやPull Requestには絵文字リアクション機能がある。
👍 を「賛成」、👎 を「反対」の意味で使う場面は多いが、他の絵文字も含めて、この意味付けが定義されているのか調べた。
GitHubのIssueやPull Requestには絵文字リアクション機能がある。
👍 を「賛成」、👎 を「反対」の意味で使う場面は多いが、他の絵文字も含めて、この意味付けが定義されているのか調べた。
GitHubのリアクションは、Issue・Pull Request・Discussion・コミットコメントに対してコメントを追加せずに反応を示す機能である。2016年3月に導入され、2019年1月に 🚀 と 👀 が追加されて現在の8種類となった。Slackのようなメッセージアプリとは違い任意の絵文字を選べる仕組みではない。
リアクションは8種類に限定されている。
以下の意味・極性は慣習による解釈であり、公式定義ではない。文脈により異なる用法もある。
| 絵文字 | UI 表示名 | API content 値 | 慣習的な意味 | 極性 |
|---|---|---|---|---|
| 👍 | +1 | +1 | 賛成・同意 | ポジティブ |
| 👎 | -1 | -1 | 反対・不同意 | ネガティブ |
| 😄 | Laugh | laugh | おもしろい・笑い(皮肉の用法もある) | ポジティブ |
| 🎉 | Hooray | hooray | 祝福・歓喜 | ポジティブ |
| 😕 | Confused | confused | 困惑・疑問 | ネガティブ |
| ❤️ | Heart | heart | 愛着・強い支持 | ポジティブ |
| 🚀 | Rocket | rocket | 期待・推進 | ポジティブ |
| 👀 | Eyes | eyes | 注目・確認中 | ニュートラル |
REST APIでも同じ8つの値のみ指定できる。thumbsup や thumbsdown など上記以外の値を送るとエラーを返す。カスタム絵文字やフル絵文字ピッカーも利用できない。本文中のコメントやREADMEでは :smile: 等のショートコード経由で任意の絵文字が使えるが、これはリアクション機能とは別物である。
GitHubは8種類のリアクションそれぞれの「使い方」や「意味」を公式に定義していない。
content の有効値を列挙するのみで、各値が何を表現するかは説明していないつまり意味付けは、そのメッセージの文脈と受け手の解釈に委ねられている。「👍 = 賛成」という解釈はGitHubが決めたものではない。
Unicode標準は絵文字に感情極性(ポジティブ・ネガティブ・ニュートラル)を定義していない。Unicodeが絵文字に付与する情報はコードポイント・名前・検索キーワード・カテゴリなどの識別情報のみで、極性は規格の対象外である。
公式な意味付けがない以上、どのリアクションも文脈次第で異なる意味を持ち得る。たとえば 👍 は一般に「賛成」を示すが、的外れな提案への皮肉の合図として機能する余地もある。laugh(😄)も、喜びを示す一方で否定的な状況では皮肉・反語に転じる用法がある。
「👍 = 賛成」などの意味付けはGitHub公式の定義ではなく慣習による解釈である。Unicodeも絵文字の極性を規定していないため、リアクションの意味は最終的にメッセージの文脈に依存する。