[iTunes] ファイルを移動する際、再生回数やレートなどの情報を保持する方法

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ファイルパス以外の情報をそのまま維持する。

初めに

iTunes のバージョンが 10 の時に書いた記事だったが、バージョン 12 でも同様の方法で確認が取れたので記事をブラッシュアップした。

前提

既に iTunes で管理している音楽ファイルを外付けメディアなど別の場所に移動する。また、レートや再生回数などの情報は保持したままファイルパスを変更したい。

ファイル数が少ない場合の方法

iTunes はリンク切れのファイルは選択すると「元のファイルを探しますか」という確認のダイアログが表示され、リンク切れを解消することができる。(そういうファイルは先頭に「!マーク」が付く) ファイル数が数個であれば、ダイアログに則ってリンク切れを解消するのが安全である。

ファイル数が膨大な場合、時間がかかるのでオススメはしないが、PC 初心者でも簡単に変更ができるのではないかと思う。


iTunes Music Library.xml に記述されたファイルパスを置換する

PC初心者にはハードルが高いかもしれないが、こちらは iTunes のデータを編集する方法である。

iTunes ライブラリの場所を確認する

デフォルトでは以下のパスに[iTunes]のディレクトりが存在する。
Mac OS X/Users/[ユーザ名]/Music
Windows 7/8.1C:\Users\[ユーザ名]\Music

バックアップ

以下のファイルは念のためバックアップする。
  • iTunes Library.itl
  • iTunes Music Library.xml
これから先で失敗した場合でも、上記のファイルを元に戻せば、元通りになるので編集前にバックアップしておくこと。

iTunes Library.xml を編集する

例えば、Windows なら以下のようなパスに iTunes Library.xml があるので編集する。
C:\Users\[ユーザ名]\Music\iTunes\iTunes Music Library.xml

以下のような記述を確認する

Locationfile://localhost/C:/Users/[ユーザ名]/Music/iTunes/iTunes%20Media/hoge.mp3

以下のパスのようにファイルを移動する場合は、ファイル名までのパスを置換すれば良い。

C:/Users/[ユーザ名]/Music/iTunes/iTunes%20Media/
↓
D:/Music/

ちなみに、この置換前のパスは iTunes のデフォルトなのであしからず。

file://localhost/

昔の iTunes にはなかったような覚えがあるので、これについては環境によって対応すること。 (元々ない場合はつけない、ある場合はつける)

iTunes Library.itl を削除する

このライブラリを元に iTunes Music Library.xml は生成されるので、iTunes Music Library.xml を書き換えても iTunes Library.itl がそのまま残っていると、 iTunes 起動時に元に戻ってしまうのを防ぐため、削除しておく。

ライブラリをインポートする

iTunes を起動し、[ファイル] -> [ライブラリ] -> [プレイリストを読み込み] (Windows は [プレイリストをインポート])の手順で、編集した iTunes Music Library.xml をインポートする。 楽曲が再生できれば成功。

ただし、追加日はインポートした時間になるので注意。