[名探偵コナン] ハンガー事件のあらすじと本当の犯行動機

4 min read

巷で「コナンの動機は酷過ぎる」と揶揄される「ハンガー事件」。
簡単にまとめてみました。

いわゆる「ハンガー事件」と言われているストーリーのタイトルは、「消えた凶器捜索事件」。
原作ストーリーではなくアニメオリジナルストーリー(135 話)である。

あらすじ

探偵団は五島緑(以下、犯人)と三井美香(以下、被害者)が言い争っている現場に出くわす。 被害者は犯人の店(美容室)を辞めて別の店に移ろうとしているらしい。

顔見知りであった歩美は、被害者が辞める前に髪を切ってもらうことになる。
約束の日時に探偵団が被害者宅を訪ねると、被害者は何者かに首を絞められ殺害されていた。

凶器

犯人が用いた凶器が「ハンガー」である。このハンガーは被害者が犯人に投げつけたものであり突発的な犯行であったことを物語っている。 この話のタイトルにもなっている「消えた凶器」だが、犯人がゴミ捨て場に捨てたものをカラスが巣作りのため持ち去っており、そこにたどり着くまで「捜索」することとなる。

犯行動機

よく言われる「ハンガーを投げられたから殺した」というのはもちろん誤りである。 ハンガーが引き金にはなっているが、投げつけられたから殺したわけではない。

犯人が目暮警部に自供するのだが、言葉足らずのためアニメを見ずに話だけ聞くと「ハンガーを投げつけられたから」と捉えられかねない。
実際、目暮警部にも「そんなくだらん理由で!」と一喝されている。

「あの子、私にハンガーを投げつけたんです。店を辞めないでと頼みに行った私に。 ……許せなかったんです。私への恩も忘れてハンガーを投げつけたあの子が。」

感情的になっている犯人に冷静に動機を語れというのも無理な話かもしれない。今回の犯人の動機としては「恩を忘れて」というのが一番大きいのではないだろうか。

ちなみに

この話は、原作の要なストーリーに挟まれたオリジナルストーリーである。
  • 黒の組織から来た女
  • 大学教授殺人事件
  • 競技場無差別脅迫事件
  • 奇術愛好家殺人事件
  • 消えた凶器捜索事件
  • 青の古城探索事件
この話の次の話「青の古城探索事件」が視聴率歴代ナンバーワンらしい。