[名探偵コナン] 赤井秀一無能説

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満月の夜の二元ミステリー編

vermouth(ヴァームース)という差出人から小五郎宛に、季節外れのハロウィンパーティーの招待状が届く。同じ招待状が工藤新一宛にも届き、この差出人がベルモットで、自分や灰原の正体が彼女にバレてしまったことに気付いたコナン。横浜港を出航した幽霊船上でそのパーティーが始まるが、最中、ボーガンの矢で心臓を射抜かれ、悪魔のタロットカードと共にマストに吊るされた船長の遺体が発見される。その時、月光の下、工藤新一が颯爽と登場し推理を始めて…!? 一方、阿笠博士の家に1人残った灰原の元を訪れ、彼女を連れ去ろうとするジョディ。それを見かけたDr新出が後を追うのだが… ジョディとクリス、シャロンとの因縁、そして"A secret makes a woman woman(ア シークレット メイクス ア ウーマン ウーマン)"と"銀の弾丸(シルバー・ブレット)"の意味するものとは?

エピソード

名探偵コナン 42 (少年サンデーコミックス)

原作:

  • 第42巻-File5「満月の夜と黒い宴の罠」
  • 第42巻-File6「血塗られた幽霊船」
  • 第42巻-File7「透明人間現る!」
  • 第42巻-File8「工藤新一登場!?」
  • 第42巻-File9「仮面の下の真実」
  • 第42巻-File10「ラットゥンアップル」

アニメ:

概要

「黒の組織と真っ向勝負 満月の夜の二元ミステリー」では、赤井秀一が登場して、ベルモットに追い詰められて窮地の状態であったジョディたちの形成を一変させる展開があり、赤井秀一の強さを読者に焼き付けた。

良い感じで登場し、良い感じで立ち去った赤井だったが果たして本当に有能なのだろうか。


ジョディが撃たれてから登場する

カルバドスがジョディを撃ったということは、赤井が現場に到着したのはその後だと考えられる。埠頭でベルモットを追い詰める作戦をFBIが立ていたということだったので、赤井がそれを事前に知っていても何らおかしくない。ピンチに登場したといえば聴こえは良いが、もっと早く来られるだろう。

ベルモットを取り逃す

「大女優シャロンが脚光を浴びたのは、舞台のゴールデンアップル! あの時のままアンタは綺麗だが… 中身はシワシワの腐った林檎ってな!!」と挑発し、激昂したベルモットが銃を構えた際にショットガンで応戦している。のちに分かったことだが、ショットガンを撃った際は片手をポケットに入れたまま舐めプしていたようだ。それで逃げられていたら世話ない。

「ガキたちが邪魔だ」と言って、ベルモットの背後に子どもたちが居て撃てないようなことを言って取り逃していたが、初手でベルモットにジョットガンを撃っているぞ。

逃げられ、「あの体でミラーごしにガソリンタンクを撃ち抜くとは…やるねぇ…」と関心しているが、ジョディに「人質取られて逃げられちゃったじゃない!」と突っ込まれている。

カルバドスに自決される

ベルモットを取り逃したことをジョディに指摘されると「テメェの車のキーくらい抜いとけよ……」と責任転換。それでもカルバドスの身柄という収穫があると語るが、その直後カルバドスに自決されてしまう。カルバドスの両足を折って安心したのか、武器商人かと表現した相手の武器をすべて取り上げられなかった詰めの甘さが露呈した。

撃たれて重症なジョディを残して立ち去る

パトカーのサイレンが聴こえ、日本警察が到着する前に赤井は「俺はまだその茶髪の少女とまだ顔を合わせるわけにはいかない」と言って事後処理をせず立ち去る。このときジョディは重症を負っており、自決したカルバドスの死体や戦闘の痕跡(銃弾の跡や破壊された自動車)、蘭と灰原の保護が残っており、日本警察への説明に人手が必要な状況であった。赤井が警察と対面するのは避けるとしても後始末ぐらい手伝ってから去って欲しい。ベルモットを取り逃し、カルバドスに自決されたのは赤井の責任でもあるのだから…。


以上の点から、赤井秀一の行動は一見有能に見えるが、複数の問題点が存在する。特に緊急の状況での対応において、彼の判断と行動力には大いに疑問が残る。